今月は2回大阪へ行きました。
北陸新幹線が福井県まで延伸してから、
早くつけるようになりました。
ただ、福井県の敦賀というところで、
新幹線から在来線の特急サンダーバードに乗り換えする手間があります。
ここで見た光景での気づきを少し。
「大衆はとりあえず流されるし、自分の頭で考えない」
この乗り換えの時間って10分くらいなんですよ。
新幹線が敦賀駅についてから、10分後くらいに大阪行の特急が出発します。
めちゃくちゃ余裕あるわけじゃないです。
でも、絶対間に合うんですよ。
当たり前じゃないですか。
天下のJR様が、乗り換えできるように時刻表作ってるんだから。
そうじゃないとサービスとして破綻してます。
だから急ぐ必要は全くない。
ところがですね、
人はおもしろいもので。
なんか乗り換えしようとホームを一生懸命走る人が、まぁまぁいるんですよ。
明らかに普段走ってないであろう、年配の方もがんばって小走り。
時間が短いから走るんですかね。
で、誰かが走ってると
さっき走ってなかった人も走り出す。
おそらく周りに流されてるっぽい。
まぁ自由席に確実に座りたいって人もいるんでしょうが、指定席の車両に乗り込む人も走ってたりする。
ぶっちゃけ意味がわからんわけです。
指定席だったら、席が取られることはありえない。
乗り換えは急がなくても間に合う時間。
走る合理性が皆無。
要は、
この人たちはなにも考えてないんですよ。
口悪いですが、そうとしか考えられない。
「なんで走るんですか?」って聞きたいくらいですが、そしたら私がやべーやつになるんでやめときますが。
さらにおもしろいのが、
途中に改札があるんです。
そして、
急いでる人も
なぜか混んでる改札に並ぶんです。
それって降り口側の改札なんですよね。
まぁ近いから並ぶんでしょう。
ただ、外側の改札の方が3分の1くらいの人しか並んでない。
急ぐならそっち並んだほうが良いわけです。
でもそうしない。
前の人がそうしてるからそうする。
完全に思考停止です。
というか、
周りが見えてないんですよね。
視野が狭い。視点が少ない。
いや、急いでるから見る余裕がないのかもしれません。
あるいは俯瞰して見る目がそもそもない。
まぁ列に並ぶくらいは可愛いもんですが、
日常でも、
周りを見渡すことができないから悩んでる人
ってのは、けっこう多いです。
なにか壁にぶち当たった時、
眼の前に壁があるぅぅぅ…と、
うずくまって悩んで思考停止する人っているんですよね。
悩み相談とかされるとき、
ほぼコレなんですが、
「いや、こっちに回り道したら壁が避けられるよ」
みたいなことがけっこうあります。
そう伝えたら、
「その目線は無かったです、ありがとうございます!」
みたいな。
それって新しいスキルなんてなくても壁を突破できるわけです。
ちょっと横からよけるだけ。
客観視というか、視座を上げるというか、
悩みなんてこれだけで9割解決できます。
普段からそういう視点を持つことも訓練できるのになー
という話でした。
みんな脳死で大衆がやってることをやるんじゃなく、
ちょと横にある空いている改札見ようぜっていうだけです。
別に長い改札に並ぶ人たちを
こいつらバカだなとか、そんなことを言いたいわけじゃなく、
やはり考えもしないし、学ばない人が大多数なんだなと、ちょっと悲しみすら覚えたんです。
いや、
もっと悲しいのがですね、
親が走ってると、
子ども走るんですよ。
そりゃそうです。ついていかなきゃアカンですから。
これぞまさに教育だなと。
その情報が正しいとか間違ってるとかじゃなく、
教育する側の価値観とは、こうも強力なんだということです。
教育する側ももちろんですが、
教育される側になるとき、
誰の価値観を信じるか、って自分の人生を決めかねないということでもあります。
あと最後に、
この新幹線ー特急の乗り換え、
実は、新幹線が遅れても乗り換えできるように、特急の出発時刻も遅らせます。
さすがはJR。
だから新幹線が遅れても走る必要もないんですよ。
特急にすでに乗ってる方をおまたせするわけにはいかない!という優しさで走ってる人もいるかもですが笑
で、
これは知識ですよね。
知識があれば無駄に走る必要なんてない。
がんばるのは良いことですが、結果に直結しない無駄なことはしないほうが良くないですか。
さっき言った壁が目の前にでてきた時、
回り道すると楽勝だったりもしますが、
この壁って登っても良いんです。
登るためには、もしかしたら視点だけで良いかもしれないし、
スキルや知識といった道具は必要かもしれません。
壁の高さによります。
回り道の方が早くね?って思うかもですが、
でもその壁は、
横幅クソ広いかもしれません。回り道する方が楽だけど時間かかるみたいな。
さらにいうと、
それは壁じゃなくて、
成功までの階段の一段目の可能性もあります。
一度、がんばって登ってしまえば、
そこからは一歩ずつで登れる段差だけになる。
それが大きな成果につながるみたいな。
回り道しかしない人は、
その階段にも気付けない可能性が高いですね。
というわけで、
日頃から俯瞰した目線を持ったり、
人の行動を見て考えてみるのもおもしろかったります。というお話しでした。
P.S.
乗り換えのときにこんなことを感じたので、
特急の中でガーッと書いてみました。
そしたらガッツリ酔ったので更新が翌日になったという…
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