Xで交流がある人と会うとたいてい
「キャラ濃いですね」という褒め言葉(たぶん)をいただきます。
なんなら、Zoomだけでも言われたりします。
その要因の一つがアイコンの通り、長髪なわけなんですが、
実は、髪を伸ばしてるのにも策略があったりします。後付も多分にあるんですが。
理由1:キャラの確立
まぁ、冒頭の通りです。
これは自慢でもありますが(?)、もともと顔も濃いです。
それに加えてロン毛は、
もう外見だけでキャラが確立されます。
なので、一回会えば、「あ、ヨシケンだ」となるわけです。
「アイコンのまんまですね」とかも言われます。一種の答え合わせみたいな。
そう、
アイコンと一致するから覚えてももらいやすいです。
なんで一度見てもらえれば、X上で見かけたときも、”あの”ヨシケンだって認識してもらいやすくなる。
で、実際こんな風に言われることもあって↓
ロン毛=ヨシケンというマインドシェアが取れてしまっている。
リアルでも、テレビでも、ネットでも、ロン毛を見るとヨシケンが頭にちらつく。
もはや、自分が生み出していないコンテンツですら、私のために作用するヤバさ。
これも一種のブランディングだったりします。
それに、元テレビ東京のプロデューサー佐久間さんも言ってたんですが、
「キャラって自分がどう見せたいか?よりも周りからどう見られているか?の方が大事」
という言葉があって。
ネット上でも演じるっていうのは大事なんですよね。
というか、周りからどう見られてるか?を重視して、ブランディングやコンセプトを決めた方が、
絶対に楽だし伸びるんですよ。
というわけで、もともと根暗で人見知りだった私も気づけば、濃いキャラになっちゃってたんです。
理由2:ヘアドネーションしたい
本来の当初の目的はこれでした。
一生に一回で良いから、髪の毛縛ってみたいなっていう欲求があって、なんとかギリ結べるくらいまで伸ばしたんですよ。
その頃に「ヘアドネーション」ってものを知ったんです。
簡単に言うと、「髪の毛の寄付」です。
治療の副作用とかで、髪の毛が抜けてしまう人や子どもたちも、周りの目を気にせず社会生活が送れるようにと、
無償で医療用のウィッグ(かつら)を提供している団体がありまして。
そこに髪の毛を寄付すると、そうやって有効活用してもらえるわけです。
ヘアドネーションは、様々な理由で頭髪に悩みがある子どもたちに対して、寄付いただいた髪の毛を用いてウィッグを製作し、無償提供までを行う活動のことです。
https://www.jhdac.org/hair.html
こりゃいいなと。
で、その寄付の条件が長さ31cm以上なんですよ。
そこで「おっしゃ、伸ばしたろ」となって現在のロン毛に至ります。
今までにない色んな経験したいな、って思いもなくはないですが、
もともと自己肯定感が低かったこともあってか、
なんか人の役に立てるって単純に嬉しいんですよね。
ただひとつ問題があって、当初のこの目的「ヘアドネーション」と、後から出てきた「キャラ立ち」のため、が両立できない。
髪を切ると、キャラが弱まる。
キャラを優先すると、ヘアドネーションできない。
こういうジレンマです。←
なので、今は寄付してもまだロン毛を目指して伸ばしています。
理由3:新しい経験、疑似体験ができる
これは正直、やってみてわかったことでもあります。
おそらく95%の男性は経験したことないことで、
逆に女性の多くは経験しているはず。
ずばり、ヘアケアの悩みです。
あのね、
枝毛あるとテンション下がるんですよ。
ブラシの通りが悪いとテンション下がるんですよ。
まとまりがないとテンション下がるんですよ。
これ聞いても男子は「へー」くらいでしょ。
女子はいま激しくうなずいているはず。「うんうん、わかるー」ってなってるはず。
この反応の違いがなんで起こるかって話。
シャワーの前にブラッシングして
シャンプーは、シャンプーブラシで泡を細かく立てて
トリートメントも、ブラシで髪全体になじませる。
このひとつひとつのちょっとの手間暇が大事なんです。ちょっとだけど毎日の苦労があるんですわ。
わかるかね?男子諸君。
俺の女子力が高まったわけですわ。
まぁ多くの人が「どうでもよくね?」って思っちゃうんでしょうけど、
マーケティングやライティングにおいて、こういう
- 悩み
- 欲求
- ストレス
みたいなことは、体験レベルで理解しておいた方が良いに決まってます。
「知ってる」と「経験したことがある」は全然違います。
出てくる表現とか文章マジで変わりますから。
なので、
多くの男性も「女性って髪を大事にしてるよね」ってことくらいわかってはいると思うんですが、そうじゃなくて。
枝毛あるとマジでテンション下がるんですよ笑。
逆もしかりで、髪の毛の調子が良いと気分も良い。
これ、実体験で語れる男性ってまぁいないですよね。
「ターゲットの気持ちを考えて見ろ!」なんかじゃ、たどり着けない解像度での感情の浮き沈みを体験したんです。
知ってるんじゃなくて、わかったんです。
じゃあ、髪の毛のそれがビジネス情報発信にどう生きてくるか?は、直接的には少ないかもですが、
少なくとも、インサイト訴求とか考えるときに
「ターゲットは何を思って、何を悩んで、何を手に入れたいんだろう」みたいなことを、
「どうせこうでしょ?知ってるよ」って済ませられなくなった、より深い部分の欲求があるんだなってことを、改めて確信できたんですよね。
だから、
これって髪の毛に限らずですけど「知ってる」じゃなく「経験したことがある」を大事にした方が良いです。
なので私はもっと色んな経験したいんですよね。
経験が多くて困ることなんてないです。あるとすれば、新しい経験が減ることくらい。
一見関係なさそうな経験の多さだけでも、純粋にビジネス力が上がります。
だし、もう少し俯瞰して見ると、
いままでの「経験」もまた、めちゃくちゃ大きい資産なんです。
「自分にはなにもないな」なんてことはありません。
自分の過去の経験から、「じゃあ何がキッカケで情報発信はじめたのか?」「副業しようと思ったのか?」「ビジネスしようと思ったのか?」
そういうところは、
「知ってる」じゃなく、「体験レベル」で語れる方が絶対同じ境遇な人たちにも刺さります。
刺さりますし、そういうところからファンはできてきます。
P.S.
そうそう、髪長いと
「シャンプーの時間とかドライヤーの時間とかもったいなくね?ヨシケンざっこ」
って思ってる効率厨男子がいるかもですが(過去の私がそうだった、坊主にしようかと思ったこともある)
わかってねーです。
人が最もアイディアが浮かぶ瞬間って、いつか知ってます?
3Bです。
「Bus, Bed,そしてBath」
要は、バス(乗り物全般)、ベッド(寝る前)、バス(風呂、トイレ)です。
とにかく、このアイディアの源泉となる貴重な時間が増えるんですよ?長髪最高じゃね?という。
P.P.S.
そういえば、一番大事なこと忘れてました。
私はヘヴィメタルが好きなんです。
なので根暗中学生でありながら、ロン毛に憧れていたんです。
とにかくメタルはすごくて
らしいです。
なので、みんなも髪を伸ばしてメタルを聞いてヘアドネーションやってみよう。おわり。
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