上手いセールスを受けたのでシェアします。
今回
引っ越しのセールス
を受けました。
要は、
家の中を見てもらって見積りしてもらうやつですね。
で、私は
「その場で即決が一番安くなる」という引っ越しTipsを知っていたので、
事前にほぼほぼ、ある業者(業者Aとします)に決めてたんですよね。
その上で、
相見積として事前に業者Bにも見積りしてもらってました。
この2社の見積りの流れをお話します。
どちらの業者も、
まず最初は
「転勤であれば引っ越し補助は出るか?」という質問(私は関係なし)と、
大型の家具家電と、
段ボール何箱分くらいか、
という物量を見る
ところまでは同じです。
その後の流れとお話が雲泥の差でした。
下手なセールス:業者Bの営業
これくらいの荷物だと、トラックはこれくらいの大きさのが必要なんですね。なので、入るかどうか道の幅を調べてみますね。」
で、
その場でGoogleストリートで検索しながら、
「あーこれくらいですねー、ふむふむ。」
PCカタカタ。
「日程っていつ頃、お考えですか?」
平日でも大丈夫ですよ。
「あー、そう言っていただけると助かるんです」
PCカタカタ。
「では、価格なんですが、この道幅だとこのトラックになって、◯月◯日にしていただければ、価格は〇〇万円です。他にも業者さんに見積りされるんでしたら、決める前にぜひご連絡ください。お約束できませんが努力させていただきます。」
みたいな感じです。
失礼はありませんでしたし、不満があるわけじゃありませんが、
ここに頼みたいと思う理由も特になく、
まぁ普通の対応ですよね。
ということで、次の業者へ。
テンプレなのに上手いセールス:業者Aの営業
「まずこちら、見積り特典のプレゼントです。お納めください。」
(おぉ、いきなり返報性の法則・・・)
「では、
早速お見積りを進めたいんですが、
まず先に少しお話させていただきますね。」
ここで、ファイルを取り出して開いて見せてくれる。
(なるほど、
セールストークがテンプレート化されていて、
どんな営業でも平均点取れるようになってるっぽいな)
「引っ越し業者を選ぶ基準ってご存知ですか?」
(引っ越し業者使うのはじめてだから、確かにわからん。。。)
「いきなりそう言われると、難しいですよね。
価格が安い、
というのはもちろん大事なんですが、
それ意外にも選ぶ基準はいくつかあります。」
(あ、もう話を聞くペースになってしまっている)
「安心って大事なんです。
トラブルは避けたいですよね。
実は引っ越しした方たちからアンケートを取ると、
なんと4件に1件もの人が、
壊れたり傷ついたってトラブルになってます。
結構多いですよね。」
えーー!けっこう多いですね!
(25%よりも、
4人に1人の方が多そうなイメージに感じるんやろうなぁ)
大事な持ち物が
傷ついたり壊れたりしたら大変ですし、
物件を傷つけてしまうと、
管理会社さんとのトラブルになっちゃいます。
引越し後ってただでさえ忙しいのに、
大変じゃないですか。」
(おうふ、恐怖訴求されている、、、)
「というのも、
それなりに有名な引っ越し屋さんでも、
外部スタッフが作業することが多いんです。
どうしても専門スタッフよりも、
トラブルになりがちなんですよね。」
(仮想的批判…!)
「でも、
当社の引っ越しセンターなら従業員しかやりません。
しかも引越し作業専用の家を建てて、
スキルアップの実務研修もしております。
安心安全でございます。」
「たしかに、
外部スタッフを入れる方が安くなるんですけど、
もし、
今この場で決めていただけるなら
一番安くします。」
(専門スタッフで安全なのに、
だから、
ちょっと高くても仕方ない
という話かと思ったら
さらに安いだと…。断る理由がなくなった)
「でもほんとに今だけです。」
(くっ、、、限定性で訴求してやがる)
「他に見積りとったところはもう断ってください。
そしたら、
私も上司に最低価格で交渉しやすくなるんで。
がんばりますんで。」
(自分vs客ではなく、
あくまでも客の味方側になっている。。。)
なかなか良いセールストーク聞かせてもらいました。
色々考えるのも面倒だし時間ももったいないし、
ってことで即決しちゃいました。
けっこうセールスの参考になりません?
セールスが上達する簡単な方法
セールスが上手くなりたいなら
セールスを受けまくるに限ります。
普段からセールス受けまくるって経験はマジで大事です。
世の中的には、
セールスお断りとか、嫌いって人は多いですよね。
もちろん、
下手なセールスや営業が多いから
「ウザい」「面倒くさい」って感情になってしまってるわけです。
ただ、
このブログを読んでいるような、
ビジネスを学びたいという方であれば、
「セールスは受けまくるべし」です。
大多数の人は、
普通セールスお断りなわけです。
そんな消費者マインドの人が大半だから、
自分から喜んでセールスを受けまくって、
良いところを盗むだけで、
人よりセールスがうまくなります。
別に、セールス受けったって
全部の商品を買う必要はないわけです。
いらなかったら普通に買わなくていいし、
それならそうで、
「なんで欲しくならなかったのか」もわかるじゃないですか。
それを言語化してみる。
じゃあ自分がやるときは、それと同じことをしなきゃ良いだけ。
反面教師をたくさん見るだけでも、上達するわけですね。
さらに言うと、
生活していると何か買うことあるじゃないですか。
その中で、
買ってしまった
セールスは真似すればいいんです。
店員さんの説明かもしれないし、
なにげないPOPの文字かもしれない。
意外と、そういう些細なことが購入の決め手になったりしてます。
まさに感情で買ってしまった…ってやつ。
こういう「自分が買ってしまった」って経験が一番、
顧客心理を理解できるし、(この重要さに気づいてない人多すぎ問題)
それ言語化したら自分のセールスにも生かせるじゃないですか。
シンプルです。
でも、みんなセールスを受けないから上達しない。
消費者マインドで受けるから自分の知識にならない。
それだけなんですけどね。
繰り返しになりますが、
売れない人って、
セールス受ける経験も圧倒的に少ない。
だからセールス下手だったら、
電話セールスだろうと、訪問販売だろうと、営業だろうと、
むしろ積極的に受けたほうが良いです。
そういう貴重な経験を「めんどくさい」で脳死で避けてると、
経験値も貯まらない。
学びも得られない。
そら、スキルアップしません。という話です。
これって、
個別面談とかももちろんですが、
セールスレターとかも全く同じです。
思わず欲しくなったフレーズや話の流れがどこにあったか?
思わず感情的に買っちゃったという経験は、
ただでさえ少ないんだから、
その一回一回は絶対に無駄にすべきじゃないんですよね。
セールスのやり方わからないのであれば、
セールスを受けまくる。
ほんとコレだけです。
P.S.
引っ越しの営業、上手だったなというのもあるんですが、
これ、
テンプレですよ。
ぶっちゃけコミュ力もあんまり高くなかったです。
営業とかセールスってコミュ力だと勘違いしてる人もいますが、
でも、全国でこの手法、この話の流れが売れるってデータ出てるから採用してるだけで、
再現性高いんでしょうね。
結局、
セールス力も、知識でしかないんです。
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