今回、
引越し前に連絡が途絶えていた旧友から「鬱で連絡できなかった」と電話をもらったので、
「とりあえず、飲みに行こかー」ということで帰省しました。
せっかく帰るならといろいろな用事を作って、
その中でこれはたまたまなんですが、
ついに長年の目標だった「ヘアドネーション」のための断髪式をしてきました。

たった一人に届けばいい。その想いが価値になる
そもそも
「ヘアドネーションって何?」かもしれませんので、
軽く説明します。
私が今回髪の毛を送る団体は、
18歳以下の子どもたちに、医療用ウィッグを無償で提供しているところです。
脱毛症や無毛症といった病気や、小児がんの治療に伴う副作用などで、頭髪に悩みを抱えている子どもたちがいます。
その子たちのために、寄付された髪の毛でウィッグ(かつら)が作られるわけです。
正直に言って、
今の私に社会をひっくり返すほどの大きな影響力はありません。
でも、「だから何もしなくていい」というのも、違うんじゃないかなと。
たった一人でもいい。
自分の行動が誰かの役に立つのであれば、やってみる価値はある。
と思って、
髪を伸ばし始めました。
実際、
髪を伸ばしていると、理由を聞かれることが多くて。
そらそうですよね。最後、自分でも引くくらい長くなってたので。

で、
「ヘアドネーションをしたいんですよ」と答えると、
「へぇ、なにそれ?」と返ってくる。
私が話すことで、
“初めてヘアドネーションという活動を知ってくれる人”もいました。
その人が実際にやるかどうかは別として、
こうやって認知が少しでも広がること自体にも、
意味はあると信じてます。
あと、すごくシンプルな話ですが、
男性がここまで髪を伸ばすのって、普通の会社員だったら、まあ無理じゃないですか。
これは、
フリーランスとして独立しているからこそできた挑戦ですよね。
もちろん、
この風貌を見て
「なんか怪しいな…」
と離れていく人もいたと思います。
でも、逆にこの奇妙な見た目のおかげで、
「あぁ、あの髪の長い人ね」
と覚えていただけたことも、あって。
だからこそ、やってみれたのは良かったですね。
そして、
髪を切る報告をしたら、めっちゃリプいただきました。
「流れ」に乗りつつ、「意志」で決める
とはいえ、
ヘアドネーションのために伸ばしていたものの、
「よし、今月切るぞ!」
とカレンダーに丸をつけていたわけではなかったんです。
きっかけは、
本当に偶然の積み重ねでした。
あの鬱の旧友に会うために地元に帰ったこと。
そんなタイミングで、
昔からお世話になっていた美容師さんが独立した、と連絡があったんです。
お見せ開いたからよかったら来てよ

実は、東京引っ越しちゃってて…
あ、実家帰っててちょうどこの日だけなら空いてます
じゃあ、この時間だとどう?



行けますねぇ
じゃあお願いします!
という、いわば「流れ」で切っちゃいました。
ごちゃごちゃ考えすぎるより、
流れに身を任せてしまった方が、
物事はスムーズに進むし、たいていうまくいくんですよね。
これって、結構真理で。
でも、
ここで一つ大事なことがあります。
それは、
ただ流されて決めたわけではない、
ということ。
私の中には常に、
「髪が伸びたら、ヘアドネーションのために切るんだ」
という、
明確な「意志」があったんです。
この「意志」があったからこそ、
美容師さんから連絡が来たという「流れ」に迷わず乗った。
機会があったときに、「これだ!」と掴むことができたんです。
これがなかったらヘアドネーションに対応してる美容院探して〜とか、
まためんどうな時間が必要でしたし。
人生って、結局は大小さまざまな「決断」の連続でしかありません。
今日のランチに何を選ぶか、
という小さな決断から、
ビジネスの方向性を決める大きな決断まで。
そして、その決断の質を決めるのが、
「自分はこうなるんだ」
「これを成し遂げるんだ」
という、
自分の中に宿る「意志」の力であり、人生の「ゴール」を定めているかなんです。
強い意志さえあれば、日常に訪れるさまざまな「流れ」や「チャンス」を正しく見極め、人生が好転し続ける決断ができるようになります。


これが、6束取れました。
どこかの子どものお役に立てるなら、こんな嬉しいことはありません。
P.S.
今回の帰省は、ほんとうにいろんな出会いや気付きがあったので、また続けて書いていきます。
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